ドルコスト平均法
2024年2月22日にバブル期の史上最高値を34年ぶりに更新し、2024年3月4日には史上初の4万円台を記録しました。さらに2024年8月には、歴史的な相場の乱高下も起きており、投資を始めたばかりの人は毎日ドキドキしているところではないでしょうか?こんな時の考え方の一つがドルコスト平均法です。
今年NISAをはじめて、毎日毎日どんどん利息が付いていたので、「はじめてよかったぁ…」と安堵していたら、先月いきなり暴落しました。どうすればいいのかわからず、とりあえず見てみないふりをしていたら、翌々日くらいに持ち直したりして。こんなに値動きが激しいと、仕事が手につきません!
そうでしたね。では、長期投資の考え方について説明します。
ドルコスト平均法とは、「一定金額」・「定期的に」購入する方法です。
価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く購入できるので、
購入単価が平準化されます
出典:金融庁
例えば、株を購入するときに、安い値段でたくさん買って、高い値段になったら売りたいですよね。でも、株価はいろいろな状況の影響を受けて日々値動きをしているので、なかなかそうはうまくいきません。
ドルコスト平均法は、例えば毎月1万円を買うと決めて、1万円で買えるだけの株を買います。株価(基準価額)が高い時は、少ししか買えず、基準価額が低い時は、たくさん購入することが出来ます。
結果あとからこれを平均してみると、平均購入単価はお得な数値に落ちついていた。ということが判明しています。
株価が暴落したときは、売るのではなく買った方がいいということですか?
投資家たちは、今回暴落した際に買い足しを行いました。よって、株価は下がり続けず、翌日持ち直したりしましたよね。ただ、資産に余裕があり、日々研究している人だからこそ、買い足しはできることであって、投資をはじめたばかりの人が、一喜一憂して大事な資産をつぎ込むのはとても危険です。
ちょっと安心しました。でも、もっと勉強しないといけないことが分かりました。
NISAやiDeCoはそもそも長期投資が目的の制度です。長い年月のうちには、好景気も不景気も必ず訪れます。自分の年齢と資産状況を考慮しながら、投資を学んでいきましょう。